高気密・高断熱住宅はどのような基準で定められているのか?

近年、高気密・高断熱住宅の人気がますます高まってきています。
冬は暖かく、夏は涼しい家であれば、毎日を快適に過ごせますよね。
では、そんな高気密・高断熱住宅はどのような基準で決められているのでしょうか。
今回は、基準や性能を表す数値について解説します。
ぜひご参考ください。

□高気密・高断熱住宅の基準とは?

結論から言うと、高気密・高断熱住宅に明確な基準はありません。
ハウスメーカーや工務店など、住宅を提供する会社が独自に基準を設定して「高気密・高断熱住宅」と呼んでいるのが現状です。
「高気密・高断熱住宅」という呼び名に関しても特に決まりはなく、会社によっては性能の高さから「超高気密・高断熱住宅」「超気密・超断熱住宅」などと名付けているところもあります。

このように性能の高さが強調された呼び名を見ると、それだけ性能も高いのだろうと思いがちですが、実際は必ずしもそうとは限らないので注意が必要です。
あくまでそれぞれの会社が独自に呼んでいるだけなので、他の会社の住宅と比べて性能が高いかどうかの参考にはあまりなりません。

特に、気密性は実際に数値を測定してみないとわかりません。
しかし、気密測定は手間のかかる作業であるため、実施されていないケースも少なくありません。
知識のある人に相談するなどして、慎重に検討することが重要です。

□気密性・断熱性を表す数値とは?

先述したように、高気密・高断熱住宅には明確な基準が存在しません。
では、どのように自分で判断すれば良いのでしょうか。

判断材料となる重要な指標として、「C値」と「Ua値」というものがあります。
それぞれについて見ていきましょう。

*C値

C値は、気密性を示す数値です。
言い換えると「相当隙間面積」というもので、延べ床面積1平方メートルあたりに、すき間が何平方センチメートルあるかを表したものです。
C値が小さければ小さいほど隙間も小さいので、気密性が高いということです。

*Ua値

Ua値は、断熱性能を示す数値です。
言い換えると「外皮平均熱貫流率」というもので、家の中と外に1度の温度差があるときに、家全体で外皮1平方メートルあたりどれくらい熱が逃げるかを示したものです。
こちらも、数値が低ければ低いほど断熱性能が高いと言えます。

□まとめ

今回は、高気密・高断熱住宅の基準や、それらの性能を表す数値について解説しました。
高気密・高断熱住宅には共通した明確な基準がないため、数値を見て性能を判断する必要があります。
C値やUa値を見つつ、納得できる性能があるかどうかを吟味しましょう。
また、玉名市、山鹿市周辺で高気密・高断熱住宅をお考えの方はぜひ当社にお任せください。