住宅の気密性が高いことにはデメリットもある?高気密・高断熱住宅をお考えの方へ!

高気密高断熱住宅という言葉を耳にしたことがある方は多いでしょう。
この中の「高気密」は、簡単に言うと建物の隙間が少なく密閉性が高いことを意味します。
密閉性が高いと言うと、「空気が悪くなりそう」といったデメリットを想像するかもしれません。
では、実際のところどうなのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。

□高気密住宅に住むデメリットとは?

気密性が高いことには、たしかにデメリットも存在します。
具体的には、換気を適切に行わないと空気や湿気がこもってしまうといった点が挙げられます。
建物に隙間がなく空気が閉じ込められるため、放置しておくと汚れた空気や湿気が溜まっていってしまうのです。

空気の循環がないとホコリや化学物質が溜まったり、カビやダニの原因になります。
それらの有害な物質が蓄積すると、シックハウス症候群などの健康被害を引き起こしてしまうおそれもあります。

現在では住宅に24時間換気システムを設けることが義務付けられていますが、だからといって全く換気をしないのは危険でしょう。
窓を開ける、換気扇を回すなどして、積極的に空気の入れ替えを行うことをおすすめします。

□それでも気密性は高い方が良い!

高気密にはデメリットも存在しますが、それ以上に多くのメリットがあります。
気密性を高めることが重要である理由を3つご紹介します。

*省エネルギーで室内を快適に保てる

気密性が高ければ、冷暖房によって快適な温度になった空気が外に逃げることを防げます。
冷暖房の効率が良くなるため、電気代の節約にも繋がります。

*断熱性能の低下を防げる

グラスウールのような断熱材には、風を防ぐ効果はありません。
あくまで熱を遮断するだけです。
隙間風は断熱材を通り抜けるため、せっかくの断熱材も効果を十分に発揮できなくなってしまいます。

*結露を防げる

冬場は室内と室外の温度差が大きくなるため、結露が発生しがちです。
建物に隙間が多いと室内の湿気が壁の中に流れ出て、壁の内側で結露してしまいます。
壁の内側で結露が起こると壁や柱の劣化が早くなり、建物全体の寿命が短くなってしまいます。
カビによる健康被害のリスクもあるため、結露への対策は必須と言えます。

□まとめ

気密性が高いことにはデメリットも存在します。
しかし、それ以上に多くのメリットがあるため、やはり気密性は高い方が良いと言えます。
家を新築する際は、ぜひ気密性にもこだわってみてください。
玉名市、山鹿市周辺で高気密住宅をお考えの方は、ぜひ当社にお任せください。

PageTop